理想の吸気を追求したカーボンダクトのインテークシステム
乱流を抑制しつつ、吸気を加速させることで、飛躍的な充填効率が達成されます。カーボンインテークダクトはエンジンルームの熱気を遮断しつつ、クールエアーをフィルターへと導きます。その形状は吸入効率を最優先に考え、エンジン、車両のキャラクターを考慮し、車種別に専用設計しています。高速域での絶対流量を確保するため、走行風によるラム圧を利用することで徐々に流速が上がるように設計されており、エアチャンバーとしての機能も果たし、失われがちな低中速域のトルクもキープ。ただやみくもに出力アップを求めるのでは無く、全域でのトータルパフォーマンスアップを実現するエアインテークシステムを完成させています。
エンジンルーム内で吸気経路をセパレート化
吸気温度は1度上昇すると1馬力失うと言われているほど重要な要素です。エンジンの発する熱から吸気経路を隔離し、吸気温度の上昇を抑え、走行風をいかに効率的に取り込むか。永年インテークと対峙する中で培ってきたノウハウを基に様々なテストを行い、形状を検討-決定しています。
人の手によって丁寧に仕上げられるカーボンパーツ
フィルターケース、チャンバーボックスや導入ダクトなどの設計は吸気の流れや効率を考慮しながら決定します。データのみに囚われることなく、感性に訴える形状とするため、ハンドメイドの手法も取り入れいます。
3Dスキャンとプリンターを併用した開発プロセス
エンジンルームを3Dスキャナーでデータ化。有効体積を正確に把握しカーボンパーツのデザインを検証。シミュレーターにより、空気の流れの確認も行います。
試作段階でも行われるパワーチェック
3Dプリンターで出力された試作を用いて、装着確認とパワーチェックも実施。より実走行に近い状況を作り出して検証を重ねます。
多層コットン+アルミメッシュ+専用オイル
フィルター濾材には天然コットンを積層し、アルミメッシュでサンドした濾材を採用。専用オイルを浸透させ、湿式タイプとすることで吸気抵抗を抑えつつ、微細なゴミまで確実にキャッチします。
この濾材をアコーディオン状にすることでフィルター表面積を拡大し、吸入量を確保。同時に吸入負荷にも変形することなく安定した吸気を可能にしています。
更にコットンの繊維とアルミメッシュを通過することによる整流効果が充填効率を大幅にアップさせています。
メンテナンスすることで繰り返し使用可能
フィルターは汚れたら専用のメンテナンスキットを用いて洗浄することで性能が復活します。リサイクルによってロングライフを実現することで、環境への配慮も同時に行えます。>メンテナンス方法